(旧)私は如何にして心配するのを止めて....

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トマス・ピンチョン「重力の虹」が、やっとAmazonで予約できた

重力の虹[上]

新潮社の「トマス・ピンチョン全小説」で、刊行が延期されていた「重力の虹」の発売日が、ついに決定したようです。Amazonでも予約が開始されたので、僕も早速予約しました。

シリーズ最後に刊行された「LAヴァイス」の発売日が2012年4月。その時の帯に次回配本が “2013年秋刊行予定 [最終配本] 『重力の虹』[上・下]佐藤良明 訳” となっていたので、てっきり年号は誤植だと思っていたのですが、その後翻訳者の佐藤良 明氏のホームページで “2012年のミスプリでしょ? と言われそうですが、間違いありません。” と書かれていました。それく らい「重力の虹」の翻訳は骨が折れるのでしょう。

それから1年半、2013年の秋になっても刊行される様子がない。佐藤良明氏のホームページの数少ない更新を見ても、遅々として進んでいない様子。これでは刊行自体が大丈夫なのか、と思っているところに、 “『重力の虹』いよいよ手を離れました。” との更新。

しばらくしてAmazonを見てみると、予約が開始されていました。長かったですね、予定の2013年秋から1年、直近刊行の「LAヴァイス」からは2年半です。まずは翻訳された佐藤良明氏にお疲れ様!

刊行が楽しみなのですが、果たしてこの「重力の虹」、僕が読んで理解できるのでしょうか… あと去年「Bleeding Edge」が刊行されているんで、こちらの翻訳もよろしくおねがいします。